実戦形式の練習で田臥にプレッシャーをかける比江島(中央)=日環アリーナ栃木

 バスケットボールB1宇都宮ブレックスは15日午後7時5分から、群馬県の太田市民体育館で同じ東地区の群馬と対戦する。順位はブレックスの5位に対し群馬は3位でゲーム差は3。上位追撃へ互いに落とせない試合となるだけに熱を帯びた激しい“北関東ダービー”になりそうだ。

 ブレックスの前節は千葉Jに68-81で敗れ通算成績は20勝19敗。そこからの1週間は「振り返りが中心」と佐々宜央(さっさのりお)監督。首位の千葉Jに対して通用した部分、足らなかった部分に焦点を当てながらトレーニングを重ねた。

 群馬とは今季2度目の対戦。前回は再延長にもつれる激戦をエース比江島慎(ひえじままこと)の活躍などで91-89で制した。群馬は日本国籍取得選手を含め先発に4人の外国人をそろえる。前回の対戦で30点を挙げた点取り屋のトレイ・ジョーンズを筆頭にリーグでも屈指の「個」を備える。

 比江島は「選手が連係して崩せないと難しくなる。周りも生かしつつ、状況に応じてドライブで切り崩したい」と力を込める。佐々監督は「まずは自分たちが意識を高く持ち、やれることをしっかりやっていきたい」と意気込んだ。