全国高校選抜スポーツ大会は10日、長野県の志賀高原ジャイアントスキー場ほかでスキー、自転車を行った。スキーのアルペン女子回転で大西美琴(おおにしみこと)(足利大付)が2回合計タイム1分41秒79で初優勝を飾った。深澤(ふかさわ)ひなた(同)が1分44秒37で3位、中村凜々花(なかむらりりか)(同)が1分48秒36で10位。男子回転の権田武蔵(ごんだむさし)(同)が1分37秒46で5位と健闘した。
大西は1回目、序盤の緩斜面を攻め、急斜面へ向けて加速。得意の急斜面で勢いに乗り2位に0秒63の差をつける48秒72の1位で折り返した。雪面の状況が悪化した2回目は思うような滑りができなかったが、ミスを最小限にとどめて53秒07の2位。1回目のリードを生かし0秒28差で頂点に輝いた。
男子でスーパー大回転、大回転に続く3冠を狙った横尾錬(よこおれん)(同)は1回目で1位に立ったが、2回目に旗門不通過で途中棄権。女子の井口花(いぐちはんな)(同)が25位、町井友香(まちいゆうか)(真岡女)が38位だった。
自転車の女子500メートルタイムトライアルは、作新学院の新沼杏菜が38秒786で3位に入った。
逆境覆す 無心の滑り
「勝ててホッとしました」。アルペンスキー最後の種目、女子回転を制した大西美琴(おおにしみこと)(足利大付)は声を弾ませた。全国高校総体に続いてつかんだ女王の座。その裏では、まさかのアクシデントを克服していた。
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