第1ピリオド、バックスのFW古橋(中央奥)がシュートを放つ=白鳥王子アイスアリーナ

 アジアリーグアイスホッケーのプレーオフ(PO)が9日開幕し、北海道苫小牧市の白鳥王子アイスアリーナほかで2試合が行われた。レギュラーシーズン3位のHC栃木日光アイスバックスは2戦先勝方式の準決勝第1戦で同2位のRE北海道と対戦し、1-3で敗れた。

 バックスは第1ピリオド(P)からペースをつかめず、RE北海道の攻撃をしのぐ展開。キルプレーを終えた直後の11分36秒に先制点を奪われた。第2Pも流れは変わらず、2分1秒に自陣ゴール付近で回していたパックを奪われ追加点を許した。バックスはパックを持っても攻守の切り替えが早い相手を崩し切れず、16分40秒に3点目を失った。

 第3Pはさらに攻勢を強めたバックスが相手陣内でプレーする時間が増えた。6人攻撃を仕掛けた18分48秒、FW大椋舞人(おおむくまいと)のシュートを相手GKがはじき、そのパックをベテランFW斉藤哲也(さいとうてつや)が押し込みゴール。残り少ない時間で懸命に攻め続けたが反撃はそこまでだった。

 もう一方の準決勝は安養(韓国)が4-1でひがし北海道に勝利。バックスの準決勝第2戦は11日午後3時から、同会場で同じカードを行う。