JR駅構内の商業施設などを運営するJR東日本クロスステーション(東京都渋谷区)と全国農業協同組合連合会(JA全農)は、県産イチゴ「とちおとめ」を使った飲料商品「栃木とちおとめ苺(いちご)」を共同開発した。7日から順次、首都圏エリアの駅の自動販売機約1500台で期間限定発売するのを前に、関係者が1日、福田富一(ふくだとみかず)知事を表敬訪問した。
地元特産品を使った商品開発を検討していた同社が、本県産のイチゴに着目。JA全農とちぎが22年産のとちおとめを供給した。
飲料はとちおとめを濃縮還元した果汁を20%使用。とちおとめ特有の甘酸っぱさを楽しめる。宇都宮駅と東京駅には7日、専用の自販機も設置される。ラベルや専用の自販機にはとちおとめの写真を大きく使い、目を引くデザインとした。
同社の西野史尚(にしのふみひさ)社長らが県庁を訪れ、福田知事に商品をPR。試飲した福田知事は「香りが良い。県産イチゴの消費拡大を期待したい」と太鼓判を押した。
280ミリリットル入り、価格は200円。6月ごろまでの販売予定。同社のオンラインストアでも購入できる。