春の門出を祝う花として重宝されるスイートピーの出荷作業が栃木県上三川町内で本格化しつつある。
下神主(しもこうぬし)の「カクタ花農場」では淡いピンク色が美しい「エリザベス」など7品種を栽培。社長の角田盛一(かくたせいいち)さん(64)によると、今月上旬の寒さの影響で出荷数はやや少なめだが、品質は例年より良いという。
24日は地元のイベント用として約350本を収穫したほか、わき芽を取る出荷の準備などを進めた。
「卒業式や入学式など節目の行事を華やかに彩っていただければ」と角田さん。出荷のピークは3月中下旬の見通しで、4月下旬までに県内のほか首都圏に計約60万本を出荷する予定という。