【那珂川】町は21日、2023年度当初予算案を公表した。一般会計は22年度当初比6・5%増の85億5千万円。ケーブルテレビ(CATV)光化事業、電気料金高騰に伴う公共施設光熱水費の増加などが押し上げた。福島泰夫(ふくしまやすお)町長は「町民の安全安心の強化に向け、大型事業を本格化させる予算編成」としている。

 23~25年度の3カ年で行うCATV全線光化の本体工事に着手する。インターネットを高速化するほか、ケーブル網に接続して運用する防災情報受信用の音声告知機を町内全世帯に無料設置する。23年度は特別会計に事業費10億9800万円を計上し、一般会計から3億2千万円を繰り入れる。