特別国民体育大会冬季国体スキー競技会「いわて八幡平白銀国体」第3日は19日、岩手県八幡平市の安比高原スキー場ほかで行われ、アルペン大回転の少年女子で大西美琴(おおにしみこと)(足利大付高)が1分14秒21で3位、成年女子Bの小番聖夏(こつがいせいか)(いずみ産業)が1分13秒21で6位にそれぞれ入賞した。
1回の滑走で争う大回転で大西は序盤から勢いよく加速。後半に大きくバランスを崩す不利を乗り越えて表彰台に立った。山形県代表で出場した松田弥咲妃(まつだみさき)(野崎中-日大山形高)が1分14秒53で4位に入った。
小番は雪が降り続く悪条件の中、大きなミスがない安定した滑りを披露。昨年の7位から順位を上げた。
距離の成年男子5キロクラシカルは中村友(なかむらとも)(陸上自衛隊宇都宮駐屯地)が16分22秒4で県勢最高の19位。高松清(たかまつきよし)(高松保険事務所)が34位、新井申(あらいしん)(県庁スキークラブ)が50位だった。少年女子5キロクラシカルは丸山美乃(まるやまみの)(矢板東高)の50位が県勢最上位だった。
大会最終日は20日、同会場ほかでアルペン大回転少年男子などを行う。
尻もち挽回 見せた底力 大西
全国高校総体の女子回転覇者にとって後悔ばかりが募る少年女子大回転3位。大西美琴(足利大付高)は「思っていた滑りができなかった」と力ない言葉で振り返った。ただ、大きなミスを犯した上での表彰台には底力が詰まっていた。
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