【那須塩原】亀井雄(かめいゆう)副市長(39)が3月末で退任することが17日、分かった。人事交流元の環境省に帰任する。後任に関して渡辺美知太郎(わたなべみちたろう)市長は同日までに、市企画部那須塩原駅周辺整備室主幹の藤田一彦(ふじたかずひこ)氏(63)を起用する方針を固めた。3月定例市議会に人事案を提出し、4月1日付の就任となる見通し。
亀井氏は20年4月に市戦略推進局政策審議監となり、21年1月に副市長となった。環境政策で中心的な役割を担い、地域新電力会社「那須野ケ原みらい電力」の設立に尽力。4年間の任期を1年9カ月残しての退任となる。
藤田氏は1982年に旧塩原町職員となり、18年4月から20年3月まで企画部長を務め、22年4月から現職。渡辺市長が重要な施策として掲げる市役所の新庁舎建設などの大型事業を進める上で、経験豊富で幅広い分野の政策に精通した藤田氏を起用するとみられる。
副市長は2人制を敷いており、渡辺和明(わたなべかずあき)副市長と共に務める。