情報通信技術(ICT)を活用した福祉用具や介護ロボットなどを県内福祉施設に普及させようと、NPO法人とちぎノーマライゼーション研究会(伊藤勝規(いとうかつのり)理事長)は14日、宇都宮市若草1丁目のとちぎ福祉プラザで「とちぎ福祉用具・介護ロボット展示会」を開き、県内福祉施設の関係者ら約270人が来場した。
施設職員の負担軽減やサービス向上を図るため、2021年12月に続いて開催した。県外の福祉用具メーカー33社が出展し、介護ロボットやICT機器を紹介した。
会場には介護者の腰への負担を軽減する機器や、要介護者がベッドから起き上がったことを感知するセンサーなど約40点が並んだ。来場者は各社の担当者から説明を聞き、実際に使いながら製品の特徴を学んだ。
人の呼びかけに反応するセラピーロボットを見学した同市下小倉町の社会福祉法人恵友会「ひびき」の関根絵美(せきねえみ)施設長(41)は「利用者の日々の癒やしになると感じた。今後の参考にしたい」と話した。