【宇都宮】市は13日、2023年度当初予算案を発表した。一般会計は前年度比56億2千万円(2・5%)減の2189億8千万円を計上。人口減少対策に重点を置き、第6次総合計画改定基本計画(2023~27年度)のスタートに合わせて新規事業を多数盛り込んだ。新型コロナウイルスの影響で落ち込んでいた市税収入は4年ぶりに930億円台へ回復する見通し。

 佐藤栄一(さとうえいいち)市長は記者会見で「スーパースマートシティ(SSC)の実現を加速させる予算」と説明。少子化対策とともに少子化でも支えやすい都市構造の構築を急ぐ必要性を訴え、「覚悟を示す意味で、人口減少対策を大きな特徴として掲げた」と述べた。

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