J2栃木SCの春季キャンプ第11日は2日、静岡県の時之栖スポーツセンターで行われ、選手たちは約3時間、ハードな練習をこなした。
練習は午前9時半に始まった。この日のキーワードは「前線の動き」。クロスへの飛び込みや両サイドを使ったゴール前での崩しなどを重点的に繰り返し、攻撃の意思統一を図った。鮮やかにシュートが決まり「ナイス」とたたえ合う場面や、決定機を外し悔しがる選手の姿が見られた。
時崎悠(ときさきゆう)監督は「相手がいない状況で決め切れない場面もあり、精度はまだまだ。ただ、ここまで順調に(戦術の)刷り込みができている」と課題と収穫を語った。起点役となるDF高嶋修也(たかしましゅうや)は「素早い状況判断をもっと磨いていきたい」と意気込んだ。