本年度の栃木県高校スポーツ界で優秀な成績を収めた選手や団体、指導者を表彰する「第64回県高校スポーツ賞」(県高校体育連盟、県運動記者クラブ主催)の表彰式が24日、宇都宮市内で行われた。団体が対象となる「高校スポーツ奨励賞」を受賞した男子体操の作新学院、女子バレーボールの科技宇都宮の2団体と個人9人に表彰状が贈られた。
新型コロナウイルスの影響で表彰式は3年ぶりに行われた。作新学院は、全国高校総体(インターハイ)の体操男子団体で、県勢過去最高となる準優勝。科技宇都宮は全国高校定通制大会バレーボール女子で3大会連続の準優勝に輝いた。
インターハイ重量挙げ女子76キロ級で優勝し、「優秀選手賞」を受賞した千野虹(ちのなな)(栃木翔南)は「受賞の感激と応援して下さった人への感謝の気持ちを忘れず、新たな目標を立て、さらなる高みを目指して精進していく」と代表して謝辞を述べた。
県高体連の吉成卓(よしなりたかし)会長は、過去の受賞者が五輪など国際大会で活躍していることに触れ、「これまでの栄光に満足することなく今後も精進され、大きく飛躍してほしい」とエールを送った。
県高校スポーツ賞は本県高校スポーツの振興に貢献した選手、指導者の顕彰を目的に1959年創設。今月、県高体連や県教委、県運動記者クラブ加盟社の代表者らが選考会を開き、各種大会の成績などから受賞者を選考した。