クロワッサン(手前)と、うさチー、うさ食パン。うさ食パンは午前中に売り切れることもある

クロワッサン(手前)と、うさチー、うさ食パン。うさ食パンは午前中に売り切れることもある

 住宅街に昨年7月にオープンした。大手パン店でパン作りに携わった代表の土岐俊彰(ときとしあき)さん(36)と妻の映津子(えつこ)さん(46)が営む。店舗は昭和レトロな雰囲気。いい意味でパン屋さんらしくない。

 「琴の先生だった祖母の家を改修しました。コンセプトは、この雰囲気に合わせて駄菓子屋です」。2人の言葉通り、対面販売のケースには12種類ほどの小ぶりのパンが並び、駄菓子のように、あれこれ選びたくなる。

 お薦めは“看板”のクロワッサン。100グラム(目安で6個)で280円。国産の発酵バターやマダガスカル産のバーボンバニラシロップが使われ、香り豊かで、ほんのりと甘い。歯触りもサックリと軽く食べやすい。つい、次の一個に手が伸びる。

 このほか、ウサギの形のチーズケーキ「うさチー」(86円)や、県産の小麦粉や牛乳を使った「うさ食パン」(421円)もかわいらしく人気だという。そういえば店のマークをはじめ店内にはウサギが多い。聞けば、ペットのウサギの「ろろ」にちなんでいるとか。うさぎ年の今年、外せない店だ。(和)

 ◇メモ 宇都宮市西2の2の29▽営業時間 午前8時~午後6時(なくなり次第終了)▽定休日 月曜、祝日▽(問)028・341・8923