ゴンドラに乗り込むスノーボード客ら。燃料費などの経費がかさんでいるという=18日午前、那須塩原市湯本塩原

 原油高や物価高騰の波が栃木県内のスキー場にも押し寄せている。リフトや施設の電気代、人工降雪機の燃料代などがかさみ、県内の全4スキー場は今季、リフトの1日券を300~600円値上げした。用具のレンタル料金や飲食メニューの値上げに踏み切ったスキー場も。節電などの経費節減に取り組みつつ、来場客の維持を図っている。

 那須塩原市のハンターマウンテン塩原はリフト1日券を大人、子どもともに600円引き上げた。大人は5500円。前季に比べ、人工降雪機や暖房設備を稼働させるための光熱費などが増えているという。