栃木県庁

 栃木県保健福祉部は19日、県内でノロウイルス食中毒の発生リスクが高まったとして、「県ノロウイルス食中毒特別警戒情報」を出した。同情報は2021年11月末以来、約1年1カ月ぶり。

 定点調査する医療機関48カ所で、ノロウイルスを含む感染性胃腸炎の平均報告数が昨年12月26日〜1月1日に1・54人(計74人)、1月2〜8日に2・4人(計115人)、9〜15日に3・46人(計166人)と徐々に増加。「前週からの増加が0・6人以上で2週連続した場合」とする特別警戒の基準に達した。

 同部は「消毒用アルコールが効きにくいため、新型コロナウイルス感染症とは別の予防策が必要」とし、こまめな手洗いや健康管理の徹底、食品の適切な加熱、調理器具の消毒などを呼びかけている。