佐野市出身の歌手川音希(29)は2月8日、サッカーJ2栃木SCの応援ソングとして制作したシングル「キセキのヒカリ」のCDをリリースする。川音は「元気になってもらえる曲なので、いろんな場面で聞いてもらいたい」と語る。
昨年4月、栃木SCの試合でキックインセレモニーなどを担当した川音。プロサッカーの試合観戦は初めてだった。それまで無趣味だったというが、「帰りには次の試合の日程を確認するくらい、心をつかまれた」とサポーターに仲間入りした。
「もっと応援したい」。そんな思いから、曲を作ることを決めた。歌詞にはクラブのフィロソフィーやエンブレムの意味などを盛り込んだという。「曲自体は難しいが、試合を思い浮かべながら楽しくレコーディングした」と話す。
ミュージックビデオは、栃木SCのホームスタジアム「カンセキスタジアムとちぎ」で撮影。「いつもなら長丁場で疲れも出てくるが、とにかく楽しかった」と笑顔を見せる。
「キセキのヒカリ」は昨年12月に各配信サイトで先行配信されているほか、ライブなどでも披露している。
「ファンの方から運動しているときにぴったりという声ももらっていてうれしい。前向きになりたい時や、すっきりしたい時にも寄り添えるような曲になっている」とアピールした。