バレーボールの第75回全日本高校選手権(春高バレー)は4日に東京都渋谷区の東京体育館で開幕し、8日までの5日間、男女各52校が日本一の座を目指してアタックする。県勢は男子の足利大付(4年連続42度目)が4日の1回戦で2年連続14度目出場の一関修紅(岩手)と、女子の宇都宮中央女・宇都宮中央(56年ぶり4度目)は同日の1回戦で12年ぶり2度目出場の秋田令和(秋田)と対戦する。大会は新型コロナウイルス感染拡大防止のため準々決勝まで無観客開催を予定。大舞台に臨む県勢2校の戦いを展望する。

攻め自在8強以上狙う 男子・足大付

 8強に進んだ昨年は高さのある強力なアタッカーを武器に勝ち進んだ男子の足利大付。今年は「総合力で戦うため状況に応じて柔軟に変化したい」と新井房巳(あらいふさみ)監督は思い描く。