年越しそばを受け取る参拝者=31日午前、宇都宮市陽西町

 コメを奉納した参拝者に年越しそばを配る「大晦日(みそか)そば献穀祭」が31日、宇都宮市陽西町の護国神社で行われた。

 五穀豊穣(ほうじょう)の神をまつる「粉穀宮(ごこくのみや)」が鎮座する同神社恒例の神事。参拝者はソバの石臼びきを体験した後、それぞれコメ1升(1・5キロ)を納め、次々にそばを受け取った。

 同市駒生町、介護福祉士永岡幸子(ながおかさちこ)さん(63)は「来年は新型コロナの終息を」と祈願した。2023年は卯(う)年だけに、そばの食べ方は“月見”とのことだ。