園児らに餅つきの手ほどきをする黒羽高相撲部員たち

 【宇都宮】黒羽高相撲部の生徒6人と引率の教員2人が27日、中島町のたんぽぽ保育園を訪れ、まわし姿で餅つきを披露した。

 同園の遠足をきっかけに5年ほど前から交流が始まり、正月前に相撲部関係者がプロの力士らを連れて毎年餅つきをしている。今回は初めて現役の高校生部員が参加した。

 部員たちも餅つきの経験はほとんどないというが、日ごろから鍛えているだけに、力強くきねを振り下ろす。園児らの「よいしょ」という掛け声に合わせ、あっという間に2臼の餅をつきあげた。鏡餅にして園内にお供えするという。

 相撲部主将の2年直江重虎(なおえしげとら)さん(16)は「子どもたちの掛け声がうれしかった。餅つきより合いの手で餅を触るのが熱くて大変だった」と笑顔を見せていた。