練習で激しくマッチアップするブレックスのヤン(手前)と笠井=清原体育館

 バスケットボールB1宇都宮ブレックスの第13節は24、25の両日、水戸市のアダストリアみとアリーナで茨城と対戦する。3連敗で10勝11敗となり、今季3度目の黒星先行。格下相手に連勝し、反転攻勢の足掛かりをつくりたい。

 川崎と対戦した前節の初戦は86-97で敗戦。新加入のグラント・ジェレットが28得点11リバウンドと奮起したが守備で粘れず今季最多失点を喫した。2戦目は前半を22失点に抑えるなど優位に試合を進めながら徐々に追い上げを許し、最終盤に振り切られた。

 ブレックスと同じ東地区の茨城は現在5連敗中。通算5勝16敗で最下位に沈む。その中でエリック・ジェイコブセン、チェハーレス・タプスコットの両米国人には得点力があり、平尾充庸(ひらおあつのぶ)を筆頭に3点シュートも好調を維持している。

 佐々宜央(さっさのりお)監督は「思い切り良く3点シュートを打ってくる日本人選手にどれだけ点を取らせないか」とし、鵤誠司(いかるがせいじ)は「相手のリズムを切りながら攻撃ではスペーシングをしっかり使って攻めていきたい」と意気込みを語った。