整備された「カソトモの森パーク」で遊ぶ子どもたち

 【鹿沼】加蘇地区ふるさとづくり協議会が下久我の耕作放棄地などに整備していた公園「カソトモの森パーク」がこのほど完成し、11日に同所でオープニングセレモニーが行われた。山林を含む約1万平方メートルの敷地には遊歩道や遊具などが整備され地域住民の憩いの場となるほか、体験型イベントなどを開催して都市農村交流の拠点としても活用していく。

 同協議会は2019年から、農山漁村での滞在体験を通じて地域住民と交流を図るグリーンツーリズムによる地域活性化を検討。高齢化による耕作放棄地増への対策も兼ね、住民が所有する山林や畑などを集約して人々が集える拠点づくりを進めてきた。

 敷地の一角には、木製キットを組み立てたブランコやシーソーのほか、木々の間に張ったワイヤを滑車とつないだひもにぶら下がって滑り降りるジップラインを設置。山林部分にはハンモックでくつろげるスペースも設けた。