栃木県庁

 栃木県は16日、大田原市の水田で見つかったオオハクチョウの死骸1羽から検出された鳥インフルエンザウイルスが、国の検査で、感染力が強い高病原性(H5亜型)だったと発表した。県内で野鳥から高病原性ウイルスが確認されたのは2021年3月以来で、今季は初めて。

 オオハクチョウは9日に回収され、遺伝子検査で15日に鳥インフルエンザウイルスが検出された。

 県は半径10キロ圏内にある1万羽以上の飼養農場1戸に聞き取り調査を行っており、異常がないことを確認している。

 県は死んだ野鳥や衰弱した野鳥を見つけた際は、素手で触らずに環境森林事務所や森林管理事務所に連絡するよう呼びかけている。