NPO法人「チャリティーサンタ」(東京都)は、本の購入者が、貧困や病気など困難な環境にいる子どもたちのため、その場で書店に寄付する活動「ブックサンタ2022」を全国で展開している。県内では、昨年より9店舗増えた計11店舗が24日まで受け付けている。
来店者が、絵本や児童書などの贈りたい本を購入し書店に寄付すると、各都道府県の子ども支援団体などが、申し込みをした家庭にクリスマスイブなどに届ける。今年は全都道府県で21年比1.7倍となる計779書店が参加し、5万冊の寄付を目指す。
県内書店の参加は昨年から始まり、2店舗だった。今年は協力店舗数は増えたが、本の配布で連携する子ども支援団体は県内にまだないという。
同法人は、経済的に困窮する家庭にクリスマスプレゼントを贈る事業などを展開し、ブックサンタは6年目。清輔夏輝(きよすけなつき)代表理事は(38)は「子どもたちに思いをはせながら、本を選ぶ時間を楽しんでほしい」と話し、県内での支援の広がりも期待した。
寄付はオンラインでも可能。詳細はブックサンタのホームページで確認できる。県内で協力している書店は次の通り。
未来屋書店小山▽同佐野新都市▽同栃木▽うさぎやTSUTAYA作新学院前店▽同宇都宮戸祭店▽同宇都宮東簗瀬店▽同宇都宮駅東口店▽同宇都宮テクノ店▽同栃木城内店▽同自治医大店▽同矢板店