日光明峰のFW斎藤聖(右)とFW塩原(右から3人目)がゴールを狙う=日光霧降アイスアリーナ

 アイスホッケーの第31回関東高校選手権最終日は11日、日光霧降アイスアリーナで行われ、決勝で日光明峰は3-10で埼玉栄(埼玉)に敗れ、6年連続の準優勝だった。

 日光明峰は14年連続で決勝に進出。第1ピリオド(P)8分35秒、相手が2人少ないパワープレーでFWクラーク証音(しょーん)のシュートのこぼれ球をFW星野匠(ほしのたくみ)が押し込み先制したが、その後に連続失点し逆転を許した。

 第2Pは1-7で迎えた12分32秒にFW斎藤陽大(さいとうはるき)が単独でゴール裏から回り込み1点をかえしたが、7失点が大きく響くことに。第3ピリオドは18分5秒で1失点し、反撃は終了直前の星野の2点目だけだった。

■途切れた集中力、メンタルに課題

 勝負を分けたのは第2ピリオド。日光明峰はギアを上げた埼玉栄の猛攻に屈した。中西翔一(なかにししょういち)監督は「最初の20分間が良いだけでは勝てない」と敗戦を悔やんだ。