自転車ロードレースの今季国内最終戦となる国際レース「ツール・ド・おきなわ」は13日、沖縄県名護市の21世紀の森体育館前を発着点とする全長210キロで行われ、県勢は那須ブラーゼンの西尾勇人(にしおはやと)が5時間14分18秒で4位に入った。宇都宮ブリッツェン勢は阿部嵩之(あべたかゆき)が6位だった。

 沖縄県の本島北部で行われる国内最長のロードレース。3年ぶり開催の今回は国内14チームが参加した。

 スタートから間もなく宮崎泰史(みやざきたいし)(宇都宮ブリッツェン)が仕掛けた逃げは容認。そこから100キロ超を独走し、一時11分差をつけたが中盤過ぎに後続に吸収された。残り30キロで集団が一つになり活性化。最終盤の長い上りで第2集団につけていた西尾勇が最後に抜け出し、4番手で単独フィニッシュした。ベンジャミン・プラデス(チーム右京)が優勝。宮崎が山岳賞を獲得した。