【佐野】9~15日の秋の全国火災予防運動を前に、堀米町の市こどもの国で8日、火災発生を想定した消防訓練が行われた。
訓練は、こどもの国がオープンした2000年から毎年行われている。この日は、地元のたぬま保育園ととちのみ堀米保育園の園児41人のほか、一般来場者が訓練に参加した。
敷地内の総合こどもセンター2階から出火したと想定して訓練を実施。職員による誘導で、園児や来場者は館内から屋外へ避難。その後、通報を受けて出動したはしご車による消火活動が行われた。
園児らは、建物の屋根ほどの高さまで上昇したはしご車を見上げ、「すごい」「高い」などと歓声を上げていた。訓練後は、出動したはしご車を前に記念撮影をして楽しんでいた。
牧町、教員大島南津子(おおしまなつこ)さん(34)は息子の蒼空(そら)ちゃん(2)と訪れ消防車に見入り、「息子が大きな声で消防車と呼び、とても喜んでいた」と話していた。