救助訓練を行う隊員たち

 【芳賀】山岳遭難などで捜索や救助を担う県消防防災航空隊は15日、芳賀台の栃木ヘリポートで隊員の家族を招いた訓練見学会を開いた。

 任務への理解を深めてもらおうと企画し、家族ら約90人が参加した。県消防防災ヘリ「おおるり」を使った訓練では、上空からハーネスや担架で負傷者役をつり上げて救助した。ヘリや資機材に近づける時間も設けられ、子どもたちが興味深そうに見学していた。

 同隊運航責任者を務める県消防防災課の小堀伸彦(こぼりのぶひこ)副主幹は「ご家族に安全対策や仲間とのチームワークを見てもらえた。隊員の士気高揚にもつながったと思う」と手応えを語っていた。