3年ぶりにジャパンカップサイクルロードレースが宇都宮に戻ってきた。クリテリウム(15日)の会場となる中心市街地も開催を告げる赤いフラッグがはためき、興奮が高まってきている。街なかで行われる関連イベントなどを紹介する。さあ、「自転車の祭典」を楽しもう。
大会の情報発信拠点「ジャパンカップミュージアム」と、宇都宮ブリッツェンのオフィシャルポップアップストア「THE RED ZONE 2022」が宇都宮市江野町のオリオン通り内(旧宮カフェ)にオープンした。合同で設置されるのは初めて。過去の大会の写真展示やグッズ販売など、ファンはもちろん観戦初心者も足を運びたい。16日まで。
ジャパンカップミュージアムには2019年の前回大会の写真や、過去の大会の優勝者が着用したユニホームなどを展示。ユニホームにはサインもあり「レプリカではないので必見です」と担当者。また大会関連の映像も流されている。
THE RED ZONEは、宇都宮ブリッツェンの選手の写真40枚以上が飾られている。レース中だけでなく、くつろいだ場面を捉えたものもあり素顔が垣間見える。また選手が使用している自転車や、メカニックルームも再現して展示されている。
館内ではそれぞれのグッズを販売。ジャパンカップのオフィシャルグッズはTシャツやトートバッグ、キーホルダーなどが並ぶ。
宇都宮ブリッツェンは毎回、ファンの期待を集める漫画「弱虫ペダル」の「鳴子章吉(なるこしょうきち)」とのコラボグッズの新商品を販売。とちぎ未来大使の漫画家一葵(いつき)さやかさんによる選手のイラストグッズも初登場し、人気となっているという。
開館は午前11時~午後9時(最終日は午後6時)。
関連イベント
■チームプレゼンテーション
(14日、オリオンスクエア)
大会の幕開けとなるステージイベント。全出場チームがそろい、選手が意気込みを語るほか、パフォーマンスなどを披露するチームも。楽しみにしているファンも多く、前回は4500人(主催者発表)が集まった。気になる選手をぜひチェックしたい。
午後6時20分から、グランドオープニング、同45分から、チームプレゼンテーションが予定されている。
下野新聞の動画サイト「Movemate(ムーブメイト)」でライブ配信される。
■サイクルストリート
(15日、オリオン通り)
国内外のサイクルメーカーや協賛社の20のブースが並び、自転車関連商品などが販売される。各メーカーのジャパンカップ限定商品なども。ブースの数はこれまでで最多。午前10時~午後9時。
■パブリックビューイング
クリテリウムのパブリックビューイング(PV)は15日、オリオンスクエアとFKDインターパーク店で行われる。16日のロードレースのPVは同インターパーク店と大谷町のベルテラシェ大谷で実施される。ベルテラシェ大谷での開催は初めて。いずれも事前申し込みは不要だが、混雑時は入場制限がある。
■ウェルカムジャパンカップ
(14~16日、中心市街地の商店街)
街なかの商店街などのおもてなし事業。期間中、連携店で商品の購入などをすると応募カードが配布される。応募カードに記載されたQRコードからアンケートに答えると、抽選でジャパンカップグッズなどが当たる。
■渡辺航さんコラボイベント
(15日)
クリテリウムの前のパレードランに、漫画「弱虫ペダル」の作者、渡辺航(わたなべわたる)さんが参加する。午後3時15分~同35分の予定。またクリテリウムの終了後、午後5時35分から15分間、オリオンスクエアでトークショーが行われる。なお、オリオンスクエアでは、その後、クリテリウムの表彰式が行われる。
■わくわくコンサート
(15日 オリオン通り内のイベント広場)
クリテリウムの来場者をもてなそうと、オリオン通り曲師町商業協同組合が開催する。市内などを拠点に活動するブルースバンド「鳴神」はじめ9組が出演し、音楽で盛り上げる。正午~午後7時。