重度心身障害がある県央在住の男児(6)が今月、宇都宮市岩曽町の県立のざわ特別支援学校に新小学1年生として入学し、13日に初登校した。親の付き添いなしで通学させたい-。そう願う両親と栃木県教委との協議が難航し、入学の正式決定は3月にずれ込んだ。県教委によると、人工呼吸器を常時装着し親と離れて通学するのは、県内ではまれだ。母親(36)は「教育の在り方を決めつけるのではなく、病気や障害がある子に柔軟に対応してほしい」と訴えている。
「絶対に学校に行かせてあげるからね」。黒色のランドセルの購入予約をした昨年12月、母親は男児とそう約束した。自分自身にとっては“誓い”のような思い。親が付き添わない教室で、男児が友だちと過ごす学校生活を思い描き、実現に向けて奔走した。
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