県内で2013~17年の過去5年間に交通事故で死傷した高齢歩行者は933人に上り、区域(丁目など)別にみると、日光市今市が11人と最多だったことが21日までに、県警のまとめで分かった。続いて多かったのは、足利市朝倉町と鹿沼市千渡の9人だった。事故の6割以上が自宅から500メートル以内で発生し、事故態様は歩行者側の法令違反が目立つという。県警は多発地域で集中的な街頭活動などに取り組み、事故抑止に力を入れる。県警が区域単位で事故を分析したのは今回が初めて。
県警交通企画課によると、65歳以上の高齢者の歩行中の交通死傷事故は、県内全2326区域のうち、4分の1に当たる599区域で発生していた。5人以上が死傷した多発地域は14区域。同課の担当者は「いつも同じ所で事故が発生しているという印象はあった」と振り返る。多発地域の傾向や特徴は一概には言えないという。
区域別の高齢歩行者の交通死傷事故発生状況
市 町 区域 高齢歩行者・死傷者数
日 光 今市 11
足 利 朝倉町 9
鹿 沼 千渡 9
足 利 堀込町 8
日 光 鬼怒川温泉大原 7
荊沢 7
上三川 上三川 7
宇都宮 鶴田町 6
足 利 田中町 6
栃 木 箱森町 6
さくら 桜野 6
宇都宮 御幸ケ原町 5
中岡本町 5
足 利 大前町 5
栃 木 藤岡町藤岡 5
佐 野 堀米町 5
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