【小山】農業の担い手を育成確保しようと、市は農業に興味がある人に生産技術が高い農家で農業体験してもらう「新規就農インターンシップ事業」に乗り出す。農業士や認定農業者などの下で最長30日間、一緒に農作業や生活体験をしてもらい、市内への新規就農につなげる考えだ。

 農林業センサスによると、市の販売農家数は2000年は4154戸だったが、15年は2017戸と半減した。一方、市農政課によると、新規就農者は市が統計を取り始めた10年が9人で、11年が20人。その後は10人前後で推移している。

 高齢化や後継者不足による担い手不足が深刻なため、市内での就農、定住につなげようと就農希望者が農業体験できる機会を設けた。

 研修先は農業委員や農地利用最適化推進委員、農業士、認定農業者などの生産技術が高い農家。1週間から最長30日間、受け入れ農家に宿泊し、農作業や農村生活を体験してもらう。

 作業品目は路地野菜や施設野菜、果樹、花き、畜産を想定。対象は市外在住で、将来市内での就農を希望する18~40歳未満の人。定員5人で、8月1日~9月28日まで募集する。研修費は無料。研修は11月から1年間の間に行う。

 受け入れ農家には謝礼金として1日5千円、宿泊費補助として1泊5千円支払う。6月まで受け入れ農家を募集し、就農希望者の面接などを経て農家を紹介する。

 市農業委員会事務局は「興味のある人にはぜひ参加してもらいたい。就業するまでにどのようなことが必要なのか理解してもらい、市内への就農者を増やしたい」としている。