任期満了に伴う矢板市長選は12日投開票が行われ、無所属現職の斎藤淳一郎(さいとうじゅんいちろう)氏(47)が、無所属新人で前市議会議長のホテル業和田安司(わだやすじ)氏(59)=自民、公明推薦=を2105票差で退け、再選を果たした。投票率は過去最低の58.38%。

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、集会や握手などの運動が制約される異例の選挙戦となった。

 斎藤氏は「改革を止めるな」をテーマに4年間の実績を強調。選挙戦ではコロナ対策を訴えの中心に据えて支持を集めた。和田氏は政権与党の支援を受け、国や県とのつながり強化などを訴えたが及ばなかった。

 期日前投票は過去最多だったが、最終的な投票率は前回(65.92%)より7・54ポイント低く、これまで最も低かった1967年市長選(59.71%)を1.33ポイント下回り、53年ぶりに最低を更新した。当日の有権者数は2万6966人(男1万3245人、女1万3721人)。

 午後10時25分ごろ、斎藤氏当選確実の一報が入ると、同市鹿島町の駐車場に集まった支持者から大きな歓声が上がった。斎藤氏は「厳しい環境の下での選挙だったが、多くの市民の皆さんに私の思いや考えに共感してもらい、立派な票をいただけた。本当にありがとうございました」と喜びを語った。

 一方、和田氏は同市末広町の選挙事務所で「不徳の致すところ。将来に向かってワンチームのまま矢板を守り続けていただきたい」と敗戦の弁を述べた。


【号外】矢板市長 斎藤氏再選(2020年04月12日)