新聞活用の第一歩は新聞切り抜き(スクラップ)です。今回はこのやり方と、スクラップ記事を基(もと)にした作品づくりを紹介(しょうかい)します。用意するのは新聞と、記事を貼(は)り付けるA4判のシートです。
まずは新聞をめくって気になる記事、気に入った記事を探(さが)します。中学生なら(1)社会の動きが分かった(2)考え方や意見に共感した(3)疑問を持った(4)明るい気持ちになった(5)新たな知識を得た−などの視点で探しましょう。
小学生は写真で見つけてもいいですし、食べ物や天気、動物、植物、乗り物の話題(わだい)、またスポーツなど、親しみやすい記事で見つけてください。
次に、記事の周りを蛍光(けいこう)ペンで囲み、見出しと文章、写真を間違(まちが)って切り落とさないようスクラップします。それをシートに貼り付け、掲載(けいさい)された日付、新聞名、さらに記事や写真に関する感想を簡単に書きます。シートをどんどん集め、その中から共通のテーマの記事を組み合わせて模造紙(もぞうし)に貼り付け、大きな見出しやまとめなどを書けば新聞スクラップ作品が完成します。
下野新聞社は、このスクラップ術を伝授(でんじゅ)する春休み親子新聞教室を3月31日、本社で開催します。参加者募集中。詳(くわ)しいことは「教育に新聞」支援室電話028・625・1134に問い合わせてください。
[写真説明]新聞スクラップ作品の例