新聞記事には必ず「見出(みだ)し」が付いています。見出しがどんな役割(やくわり)を果たしているか考える小学生向けの活用法(かつようほう)として、見出しの文字を使ったオリジナル見出し作りがあります。

 一面、社会面、スポーツ面、どのページをめくってもたくさんの見出しが目に入ります。まずは、あらゆる面を通し一番目に付いた見出し、文字はどれか、書き出したり発表したりします。

 それらがなぜ目に付いたのか、文字の大きさや形などにも注目しましょう。太くて大きい文字もあれば、丸い文字や角ばった文字、また色や模様(もよう)が付いているもの、白抜きになっているものなどいろいろあることに気づくはずです。

 たくさんの種類の見出しを見つけたら、今度は見出しの文字を切り抜いて張り合わせ、キャッチコピー風のオリジナル見出しを作ってみましょう。例えば「4年2組 笑顔で集合」「いつも元気にあいさつ」などです。いろいろな種類の文字を使って目を引く見出しを作ります。難(むずか)しければ自分の名前の文字を探して並べてみても結構(けっこう)です。漢字が見つからない場合は、ひらがなやカタカナを組み合わせてもいいでしょう。

 文字の大きさや形、色などを工夫する作業を通し、見出しが読む人を引き付ける役割を担(にな)っていることを学びます。