新聞には季節の風物詩(ふうぶつし)を表した写真がほぼ毎日のように掲載(けいさい)されています。今回はこの写真を見て得た感動(かんどう)を短歌(たんか)や俳句(はいく)に表現(ひょうげん)する学習を紹介(しょうかい)します。
下野新聞にも1面や社会面、くらし面、地域(ちいき)面など各面に年間を通して数多く紹介されています。桜の開花=写真、梅雨入(つゆい)り、プール開き、最高気温の記録、紅葉(こうよう)のピーク、初雪など、春夏秋冬の風物詩(ふうぶつし)は普通(ふつう)の報道写真では得られない風情(ふぜい)があります。
まずA4やB4判程度(ていど)の台紙に、お気に入りの写真と記事を貼(は)ります。残りのスペースに、それを見て作った短歌や俳句を大きい字で書き入れましょう。
出来上がったらお互いに発表し合い、感想を言い合うとさらに学習効果(こうか)が高まります。写真そのものだけでなく、短歌や俳句についての感想を話し合い、情景(じょうけい)や作者の心情が十分に表現(ひょうげん)されているかどうか評価(ひょうか)し合いましょう。
短歌や俳句は、創作(そうさく)や推敲(すいこう)をする過程(かてい)で、写実表現を理解したり、選び抜いた言葉で表現することによって言語能力(げんごのうりょく)を高める効果があると言われます。
季節感が乏(とぼ)しい生活を送る中で、子どもたちに季節の趣(おもむき)を味わわせるには格好(かっこう)の学習になるでしょう。