児童減による廃校の危機を乗り越えた宇都宮市城山西小の教職員や地域住民の奮闘を描いたドキュメンタリー映画「奇跡の小学校の物語」(仮題)が今秋、一般公開される。地域住民らでつくる製作委員会は、クラウドファンディング(CF)で製作費を募っている。
2004年に児童数が35人となり、廃校も選択肢となった同校。小規模特認校として学区外からの児童を受け入れたほか、文化人による箏(こと)や陶芸の授業、地域住民が栽培した野菜を使ったバラエティー豊かな給食などの取り組みが評判を呼んだ。児童数は徐々に回復し、現在は市内各所から102人が通学している。 映画製作は、住民有志がこれまでの取り組みや苦労、児童たちの授業風景などを記録し広く知ってもらうおうと計画。ドキュメンタリーで実績のある那須町在住の安孫子亘(あびこわたる)監督(58)に撮影を依頼した。安孫子監督は「殺伐とした世の中で、奇跡を起こした地域の情熱に心を打たれた」と快諾した。
残り:約 368文字/全文:791文字
この記事は「下野新聞デジタル」の
会員
のみご覧いただけます。
下野新聞デジタルに会員登録すると…
- 事件事故や高校野球・イベントなど速報でとちぎの「今」が分かる
さらにスタンダードプランなら…
- デジタル有料記事の大半が読める
- 教育や仕事に役立つ情報が充実
愛読者・フルプランなら…
- アプリも使えて、おくやみ情報もいち早く