開会式のフィナーレでは大会での健闘や震災復興への願いを託した約2千個の風船が大空に舞った=2011年11月6日

とちのきファミリーランドの観覧車から眺めた県総合運動公園。整備中の陸上競技場(右)や新スタジアム(左)が見える

当時をなつかしむ石下さん

開会式のフィナーレでは大会での健闘や震災復興への願いを託した約2千個の風船が大空に舞った=2011年11月6日 とちのきファミリーランドの観覧車から眺めた県総合運動公園。整備中の陸上競技場(右)や新スタジアム(左)が見える 当時をなつかしむ石下さん

 11月5~8日、県内21市町を会場にスポレク祭が開催された。県総合運動公園陸上競技場(宇都宮市西川田4丁目)で行われた開会式では、被災地を応援しようと、横断幕や復興の願いを込めた風せんを飛ばすなどのパフォーマンスも行われた。

 グラウンド・ゴルフやドッジボール、太極拳など計4日間の大会中は28の種目別大会やイベントを実施。県内外から集まった老若男女計約18万4千人が生涯スポーツを通し、地域や世代を超え交流を楽しんだ。

 県トランポリン協会競技委員長として同種目を裏で支えた広瀬清(ひろせきよし)さん(63)は「全国のスポレク祭に参加し続けてきた選手も多く、地元大会とあって一層力が入っていた」と、その熱気をなつかしむ。

 スポレク祭は本県での開催を最後に幕を閉じたが、大会のノウハウやスポレク祭を機にデビューした県マスコットキャラクター「とちまるくん」など、多くの“遺産”が次世代に受け継がれている。

 県総合運動公園内にある遊園地「とちのきファミリーランド」の観覧車に乗り、かつてのスポレク祭会場を眺めた。22年の「いちご一会とちぎ国体」に向け整備が進む公園内は、工事中の施設が目立つ。

 3年後、またこの場所に、全国からたくさんの人々が集い、さまざまなドラマが生まれるだろう。取材で目にしたスポーツを楽しむ人たちの笑顔が頭に浮かび、国体の開催が一層待ち遠しくなった。