地域の隠れた「映えスポット」など、ふらっと立ち寄りたくなる県内の場所や風景を隔週で紹介します。

 「身近にいる生き物や草花や木々といっしょに、季節の中に身を置きながら、『少年の日』の絵を描いていると、目に映るものをただ見ているだけでは気がつかなかったこと、心にも目があるということがわかった」

 (安藤勇寿(あんどうゆうじ)「私という絵描き」より)

 色鉛筆の柔らかな色彩と繊細なタッチで、懐かしい少年の日の心象風景を描き続ける。イタリア・ボローニャ国際絵本原画展入賞・同展「ユニセフ選出画家」など、国内外で高く評価されている。

 佐野市北部の御神楽(みかぐら)町。自然豊かな山間の故郷に、2002年5月5日のこどもの日、自らの美術館を開館し来年には四半世紀を迎える。

 同市を縦断する旗川上流部の川辺の近く。1ヘクタール超の広い敷地の中に、木々に囲まれた白い建物が見える。学校をイメージし、安藤さんが自らデザインした。大きな丸い時計が印象的だ。

学校をイメージしたという安藤勇寿「少年の日」美術館
学校をイメージしたという安藤勇寿「少年の日」美術館