東京電力は12日、福島第1原発3号機の原子炉格納容器内を超小型ドローンの搭載カメラで9日に撮影したところ、溶融核燃料(デブリ)の本格取り出しで使う可能性がある貫通部X―6に「大きな損傷は確認されなかった」と明らかにした。記者会見した担当者は、2037年度以降に行う本格取り出しに向け「一歩前進した」と述べた。
3号機の格納容器内は17年に水中ロボットで調べたことがあるが、X―6の詳しい状況は今回初めて分かった。
東電が公開した映像や画像によると、X―6手前のレールにさびのような付着物が広がり、X―6内にはケーブルの束が残置されていた。
原子炉圧力容器を支える土台「ペデスタル」の内部も撮影。圧力容器下部の構造物にも茶色い付着物が確認されたが、担当者は「映像ではデブリかどうか判断できていない」と話した。
ドローン調査は5日に開始し約2週間の予定。ペデスタル内を撮影し、3次元地図の作製や放射線量の推定を目指す。
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