東京電力福島第1原発(通称1F)で事故後に作業員として働いた竜田一人さん(61)が、体験を基に描いたルポ漫画「いちえふ 福島第一原子力発電所労働記」の文庫版(上・下巻)が発売された。下巻には2025年夏の1F再訪を描いた新エピソードも収録。竜田さんは「当時を知らない若い世代にも読んでほしい」と語る。
原発内部の様子や作業員の日常をフラットな視線で淡々と描いて話題を呼び、これまで7カ国語に翻訳出版されている。
竜田さんは12年と14年に作業に従事。津波の爪痕があらわだった場所が再訪時には整備され、見学者が軽装備で歩けるようになるなど現場の変化を確認できたという。「廃炉に向けて着実に進んでいると実感した」。溶融核燃料(デブリ)の回収は依然として困難を伴うが「ほんの少しとはいえ、取り出すことができた。当初からは信じられない進捗だと思う」と語る。
文庫化に当たり、若い世代のほか、原発事故当時の報道にしんどさを覚え、あえて距離を置いていた層にも届けたい考えだ。
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