市が導入した小型トイレカー

 【大田原】2024年1月の能登半島地震を受け、市は本年度、小型トイレカーを2台導入した。災害時に安全で快適なトイレ環境を確保するため初めて購入。24日に市役所で納車式が行われた。市によると、小型のトイレカー導入は県内自治体で初という。

 市が購入したトイレカーは軽トラックの荷台にトイレを整備したもので、普通車の扱いになる。トイレは1台につき2室あり、各室とも洋式便器が備えられている。荷物置き場や手洗い場、換気扇なども装備され、電源システムとしてソーラーパネルなどが設けられている。導入費は約1600万円で、国の交付金も活用した。

 四輪駆動のため悪路などにも対応できるという。平時には防災訓練や防災講話、各種イベントなどで使用。自治体間で相互利用できる全国ネットワークにも登録し、有効活用を図る。

 納車式で相馬憲一(そうまけんいち)市長は「(導入で)市民にさらなる安心を提供できるとともに、避難所生活における健康被害や災害関連死のリスク軽減にも大きく寄与する」と述べた。式後には、車体に市イメージキャラクター「与一くん」が描かれた2台が、市議や報道陣にお披露目された。