【佐野】大橋町の市郷土博物館で収蔵資料展「くらしのうつりかわり~古い道具と昔の暮らし~」が開かれている。江戸末期から昭和にかけての昔懐かしいレトロな民具約80点が並ぶ。11日の建国記念日にちなんだ特別ミニ展示「大日本帝国憲法発布式と田中正造(たなかしょうぞう)」も同時開催している。3月1日まで。
毎年1~2月、市内の小学3年生が昔のくらしを学ぶ一環として同館を訪れる。その授業に合わせ、電気や水道のない時代に生きてきた先人たちの暮らしの知恵を知ってもらおうと、毎年開催している。
今回初展示となるのは、市内の名所などが描かれた「テレフォンカード」。三毳山や磯山弁財天をはじめ、佐野日大高が甲子園出場した際に記念として作られたカードも紹介している。
ほかに、昭和30年代に普及した氷で冷やす冷蔵庫や足踏み式のミシン、黒電話などの民具が並ぶ。展示品の横には、イラストで民具の使い方を説明したパネルも展示している。パネルは同館を訪れた学芸員を志す実習生が作ったという。
同時開催のミニ展示では、大日本帝国憲法の発布式に参列した田中正造に関わる史料約10点が並ぶ。正造に授与された発布式の記念章や、伊藤博文(いとうひろぶみ)などから正造宛てに届いた招待状などの貴重な文書も展示している。1月には常設展示「田中正造展示室」の展示を一部替え、説明のパネルもリニューアルした。
同館の町田卓美(まちだたくみ)学芸員は「展示機会が少ない貴重なものも多い。ぜひ足を運んで、昔の暮らしや正造の活躍を知ってほしい」と来館を呼びかけている。
開館時間は午前9時~午後5時。24日は休館。(問)同館0283・22・5111。
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