「クリアランス金属」を再利用した鉄筋の放射線量を測定する担当者(右)=18日午後、福井県南越前町

 福井県は18日、原発から出る廃棄物のうち放射能レベルの極めて低い「クリアランス金属」を再利用した鉄筋を建設資材として公共工事に使用すると発表した。こうした金属を建設資材として公共工事に使うのは国内初という。

 県は同日、南越前町の工事現場を公開。日本原子力研究開発機構の新型転換炉ふげん(同県敦賀市、廃炉作業中)から出たクリアランス金属約5トンを含む鉄筋計約54トンを使って、同町と敦賀市の2カ所の橋脚計3基に使用する計画。

 クリアランス金属はこれまで、福井県のベンチや街灯などに使われていた。同県エネルギー課の忠田稔生室長(52)は「建設資材に使う道が開けたことは、原発廃材再利用の大きな一歩だ」と力を込めた。