東京都内で団体広報として働き、公私ともに充実した日々を送っていた手塚瞳(てづかひとみ)さん(32)=宇都宮市出身。信頼していた男性からのストーカー行為で、その日常は一変した。双極性障害(そううつ病)の発症、狭まる仕事の選択肢、「障害者」への社会のレッテル…。葛藤の末に障害者手帳を取得し、壁にぶつかりながらも「自分を取り戻す旅」を続ける手塚さん。実名で下野新聞デジタルのインタビューに応じた。

 肺や胃、あらゆる内臓の重さが増していくような感覚に襲われ、動きたくても動けない-。双極性障害(そううつ病)と診断された手塚さんは、時折そんな症状に見舞われる。あえて擬音語で表現するなら「ジターン」という状態だ。

 ■取材中も手足に硬直

 引き金(トリガー)は日常に潜んでいる。ストーカー加害者の元同僚を想起させる人物や名前を見聞きした時、仕事で集中力を使った時…。「慣れてるから大丈夫」と明るく話していたが、取材中にも軽い手足の硬直が始まっていた。