東京都内で団体広報として働き、公私ともに充実した日々を送っていた手塚瞳(てづかひとみ)さん(32)=宇都宮市出身。信頼していた男性からのストーカー行為で、その日常は一変した。双極性障害(そううつ病)の発症、狭まる仕事の選択肢、「障害者」への社会のレッテル…。葛藤の末に障害者手帳を取得し、壁にぶつかりながらも「自分を取り戻す旅」を続ける手塚さん。実名で下野新聞デジタルのインタビューに応じた。

 「前向き元気な障害者してます」。

 手塚さんが実名で登録しているX(旧ツイッター)のプロフィルには、そう記されている。「もう開き直るしかないですから」。取材に応じた手塚さんは、そう言って屈託なく笑った。

 宇都宮女子高から慶応大へ進学し、卒業後は広報の仕事に就いた。その傍ら彼氏の影響で競馬にハマり、熱意を基につづったエッセーが競馬専門誌のコンテストで大賞を受賞。ライターとしても活動を始めていた。

 ■つきまとい被害

 しかし29歳の時、着実に積み上げてきた手塚さんのキャリアは大きく揺らぐ。