中部電力が浜岡原発3、4号機の再稼働審査で「基準地震動」を意図的に過小評価した疑いがある問題を巡り、対応を議論する原子力規制委の会合。左端は山中伸介委員長=7日午前、東京都港区

 記者会見する原子力規制委の山中伸介委員長=7日午後、東京都港区

 中部電力が浜岡原発3、4号機の再稼働審査で「基準地震動」を意図的に過小評価した疑いがある問題を巡り、対応を議論する原子力規制委の会合。左端は山中伸介委員長=7日午前、東京都港区  記者会見する原子力規制委の山中伸介委員長=7日午後、東京都港区

 中部電力が浜岡原発3、4号機(静岡県)の再稼働審査で耐震設計の目安となる「基準地震動」を意図的に過小評価した疑いがある問題で、原子力規制委員会は7日、審査停止を続ける方針で一致した。山中伸介委員長は「安全に直接関わる審査データの捏造案件であって、明らかに不正行為だ」と指摘。「極めて深刻で重大な案件だ」として、中部電が設置した第三者委員会の調査結果を待たずに対応する考えを示した。

 地震や津波の審査を担当する山岡耕春委員は「浜岡原発は南海トラフの震源域直上で、国民の関心が最も高い」とした上で、中部電の基準地震動評価について「捏造や改ざんに当たる」と発言。杉山智之委員は再稼働審査について「当たり前だが再開などできるわけがない」と述べた。

 昨年2月、外部からの通報を受け規制委が調査を開始。重要項目で判断根拠に疑義が生じたとして昨年12月から審査を停止している。

 中部電の林欣吾社長は、審査会合では20組の地震動から平均に最も近い波を「代表波」に選んだと説明していたが、実際にはデータを意図的に選んでいた。