黄金色の朝日が差し込み、馬体のシルエットが浮かぶ。2026年は「午年」。新年を控えた31日早朝、小山市羽川の乗馬クラブ「ステーブル パラドックス」ではサラブレッドがじゃれ合ったり、元気に走ったりしていた。
冬のりんとした空気が漂う午前7時ごろ。筑波山の方角から朝日が昇り始めると、スタッフが厩舎(きゅうしゃ)から約15頭の馬を馬場へ放った。馬たちは白い息を吐きながら、たてがみを揺らして伸び伸びと体を動かしていた。
米騒動やクマ被害などに翻弄(ほんろう)された1年を終え、新たな年が始まる。運営会社の阿久澤貴司(あくざわたかし)代表(46)は「世の中のいろいろな物事がうまくいく年になってほしい」と願っていた。
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