パンペルデュ・ナチュール

hikari no caféのパンペルデュ

パンペルデュ・ナチュール hikari no caféのパンペルデュ

 【大田原】市観光協会は25日までに、地域推奨品として大田原の特産品など21品目を初めて認定した。2026年度前期NHK連続テレビ小説「風、薫る」の放送を控え、地域推奨品を通して地元の魅力を県内外へ発信していく考え。ドラマの原案に登場する「パン・ペルデュ」(フレンチトースト)も認定した。

 協会によると、地域推奨品認定制度は、これまで実施してきた優良観光土産品推奨制度をリニューアルして始めた。土産品に限っていた推奨品を、大田原の名物や特産品を使用した食事やおやつ、宿泊や体験プランなどにも対象を広げた。

 第1弾として地域推奨品に認定したのは「風光るそば御膳」(荒喜家)や「ヤシオマスを使った観光簗(やな)の『ふるさとランチ』」(黒羽観光簗漁業組合)など9事業者の21品目。体験などはなかったものの、優良観光土産品だった5品目も含めた。

 「hikari no caféのパンペルデュ」(hikari no café蜂巣小珈琲(コーヒー)店)や「パンペルデュ・ナチュール」(Pain nature)も地域推奨品に。

 パン・ペルデュは「風、薫る」の主人公のモチーフとなる市(旧黒羽町)出身の大関和(おおぜきちか)が愛したとされ、ドラマの原案となった「明治のナイチンゲール 大関和物語」(田中(たなか)ひかる著)に登場する。

 認定のための審査を本年度は計3回予定しており、協会は引き続き会員らに応募を呼びかけている。「体験も含め大田原を満喫できるものを認定していきたい」としている。地域推奨品などを紹介するマップの作成も検討しているという。