北陸新幹線の敦賀(福井県)―新大阪延伸を巡り、石川県選出の自民党国会議員による自主研究会は21日、金沢市で会合を開き、現行計画の「小浜京都ルート」以外の選択肢も再度俎上に載せ、最適なルートを選定するべきだとする中間報告を取りまとめた。自民党と日本維新の会は15日の整備委員会で、小浜京都ルートを含めた8パターンでの再検討を決めている。

 中間報告は、小浜京都ルートについて、工期が当初試算より大幅に延び、建設費も膨張していることなどを念頭に「着工判断がなされたとしても、実際に工事を開始できなかったり、途中で中断せざるを得なかったりする可能性すらも否定できない」と指摘した。