「日本・釜山慶尚SNSアワード」の授賞式で、記念撮影する受賞者ら=20日、韓国・釜山(共同)

 【釜山共同】日本と韓国南東部の釜山、慶尚道地域の魅力をテーマに制作したインスタグラムやユーチューブの投稿を競う「日本・釜山慶尚SNSアワード」の授賞式が20日、釜山で開かれた。今年の日韓国交正常化60周年を記念し、在釜山日本総領事館や愛媛県、企業などが共催した。

 日韓から計約千作品が寄せられ、北海道や神戸市、釜山市などへの旅の思い出を映像や写真に収めた計25作品に賞が贈られた。

 愛媛県松山市の梅津寺駅を訪れた際のインスタグラム投稿で「愛媛県賞」を受賞した映像編集業のキム・ヒョンジさん(32)は「駅に降りると海が見える光景がお気に入り。有名な観光地だけでなく、人々の生活が感じられる街をこれからも訪れたい」と話した。

 仙台城跡など東北各地で撮影した映像のユーチューブ投稿で受賞した写真作家のチョ・ミン球さん(45)は「韓日間には(歴史問題などから)誤解や心の距離もあるが、文化的に近く、実際に人と会えばすぐ親しくなれる。もっと交流が広がれば」と語った。